行楽地 2005 5 9
ゴールデンウィークで、行楽地に出かけた人も多いでしょう。
そこで感じることは、お土産にしても、食事にしても、
値段が高いということでしょう。
だからといって、わざわざ車を飛ばして、市街地にある安い店には行かないでしょう。
これは、外国為替市場でも同じかもしれません。
昔は、行楽地では、ドルという「お菓子」しか売っていなかった。
だから、観光客は、高くても安くても、それを買うしかなかった。
しかし、今では、ユーロという「お菓子」も売っています。
つまり、競争相手が出現したのです。
これは、短期的にはともかく、長期的には、ドル安の原因となるでしょう。
その上、ドルには、双子の赤字という問題があります。
おそらく、双子の赤字という問題だけならば乗り切れたでしょうが、
ユーロという第二の基軸通貨の出現は、大きな痛手となるでしょう。